
杉本あずさ(リカレ協会代表理事・恵比寿駅前メンタルクリニック院長)
2006年 千葉大学医学部 卒業 2008年 お茶の水女子大学 発達臨床心理学講座 編入学・学位取得 昭和大学病院 初期研修 昭和大学病院 脳神経内科 臨床・教育 2023年 エニキュアメンタルクリニック 開院 2025年 恵比寿駅前メンタルクリニック 移転開業(現在) 取得資格:日本神経学会専門医 / 日本認知症学会専門医 / 日本内科学会総合内科専門医 / 日本精神神経学会会員
千葉大学医学部卒業後、お茶の水女子大学の心理学講座に編入し、脳神経内科専門医・認知症専門医を経て精神科外来へ転向。2023年に開業し、2025年3月に恵比寿駅前メンタルクリニックへ移転。2児の母でもある杉本あずさ医師に、精神科医としての診療哲学と、リカレ協会を選んだ理由を聞いた。
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医学と心理学、二つの視点を持つキャリア

——精神科を選んだきっかけは何ですか?
千葉大学の実習で精神科に行ったとき、「いったい人の心の中では何が起きているのだろう」という大きな衝撃がありました。医師国家試験に合格した後、「臨床心理士の方が心の問題に集中できるのでは」と感じて、お茶の水女子大学の発達臨床心理学講座に編入したんです。ただ、先生方から「医師として役に立ちなさい」と諭されて。医師免許と心理学の学位の両方を持つことで、心の問題と体の問題を両面から見分けられるようになったことは、今の臨床で確実に活きています。
——脳神経内科を経て精神科へ転向した経緯を教えてください。
昭和大学病院での初期研修後、脳神経内科で臨床と教育に携わってきました。神経心理学と精神科は領域として近く、認知機能・気分障害・せん妄など重なる部分が多い。脳神経内科専門医・総合内科専門医の資格を取得した上で精神科外来へ移ったことで、内科的な視点を持ちながら精神科診療ができるようになりました。「心の問題か体の問題か」の鑑別を精度高く行えることは、軽症から中等症の外来診療で強みになっています。

開業のきっかけ——子育てと「今の自分が貢献できる形」

——2023年に開業された動機を聞かせてください。
子育てをしながら、「今の自分が一番力を発揮できる方法は何か」を改めて考えたことが契機です。仕事でストレスを感じている方に気軽に来てもらえるクリニックを、自分の手で作りたかった。大きな組織の中で動くよりも、自分の診療哲学を直接形にできる環境が必要だと感じていました。
——リカレ協会に参画した決め手は何でしたか?
二つあります。一つはシステム環境の柔軟さです。これまでの診療環境では「ここが使いにくい」と感じても変えられないことがほとんどでした。リカレ協会は現場のフィードバックをスピーディに反映してシステムをアップデートし続けている。医師として率直にうらやましかった。もう一つは診療哲学の一致です。「正しい治療をする」ということを私はずっと大切にしてきました。営利や忙しさに流されず、臨床に準拠した治療をきちんとする。リカレ協会も同じスタンスだと感じて、ここなら自分の診療哲学を曲げずにいられると思いました。
——不安はありませんでしたか?
大学病院には、仕組みも人も揃っていました。困ったときに頼れる体制、判断を仰げる先輩、標準化されたプロトコル——そういうものがない環境で院長として診療の質を保てるのかという不安はありました。ただ逆に言うと、「作れる」ということでもある。大きな組織では変えられなかったことを、ここでは変えられる。2人の子どもを育てながら院長職を続けられているのは、リカレ協会の働き方の設計が現実に即していたからだと思っています。

「正しい治療」を軸に——短期治癒と環境調整の哲学

——先生の診療哲学を教えてください。
「正しい治療をすること」です。できるだけ短期間で良くなってもらう。「心の薬は飲み始めたら一生続く」という誤解がありますが、それは間違いで、しかるべき時に適切にやめられるように治療することも私たちの仕事です。
——具体的なアプローチを聞かせてください。
服薬だけでなく環境調整を重視しています。診断書に「長時間残業を避けるよう指示」と具体的に書くことや、家族関係の問題に対する提案も含みます。環境要因から不調が起きている方は多い。患者さん本人や家族だけではそれに気づくことは難しく、医療者の立場から多くの症例経験をベースに提案できることが臨床の強みだと思っています。
また、最初から自己開示できる患者さんは多くありません。答えやすい質問から始めること、食事・睡眠・気分の変化から入ること——丁寧に話してもらう工夫をするのが大切です。「日常会話の延長」のような雰囲気を作ることで、クリニックでないと言えないことを打ち明けてもらえることがあります。

対面とオンライン、柔軟に組み合わせた診療体制

——オンライン診療との組み合わせについて教えてください。
いずれかに固定するのではなく、患者さんの状態と希望に合わせて選べることを大事にしています。まず対面で診て、通院が負担になったらオンラインに切り替える。あるいはオンラインから始めて、慣れてきたら対面にしてみる。予約から診察・処方・診断書発行までオンラインで完結できる体制は、働いている20代から30代の患者層には特に有効です。
——実際に働いてみて気づいたことは?
「オンライン診療が中心だと、どこか淡白な関係になるかと思っていました。でも実際は違って。通院が難しかった方が定期的に来てくれるようになったり、『オンラインだから続けられた』という声をもらったり。アクセスのしやすさが、関係の継続につながっているんだと気づきました」という声を患者さんからもらうことがあります。受診継続率が上がることで、長期的な治療成績に直結します。

どんな医師と働きたいか——リカレ協会という選択

——一緒に働きたいのはどんな先生ですか?
「正しい治療をしたい」という軸を持っている先生に来てほしいです。診療に集中できる環境、患者さんと丁寧に向き合える時間、それを支えるシステム——そういう環境を大事にしている先生と一緒に働きたいです。困った症例があったとき、気軽に相談できる体制があります。精神科は、自分一人で抱え込むのが一番よくない。他の先生の視点を聞けることは、患者さんのためにも自分の診療の質のためにもなっています。
子育て中や、ライフステージが変わった先生にもお伝えしたいことがあります。私自身、2人の子どもを育てながら働いています。オンライン診療があることで、医師の働き方の柔軟性にもつながっています。ライフステージが変わっても精神科の診療を続けたいと思っている先生に、選択肢として考えてもらえると嬉しいです。
リカレ協会は今後、全国に拡大する予定です。「気軽に足を運べて、すぐに良くなるクリニック」という目標は変わりません。精神科外来の臨床哲学を共有できる先生を求めています。
リカレ協会でのご勤務をご検討の先生へ
「正しい治療をしたい」「柔軟に働きたい」——そのどちらもかなえられる環境がリカレ協会にはあります。まずはお気軽にご相談ください。
よくある質問
Q.リカレ協会のクリニックの勤務時間と勤務地はどこですか?
A.標準勤務時間は10:00〜19:00です。9:00〜18:00も可能です。時短勤務も相談可能ですので、希望の勤務時間については面談時にご相談ください。 勤務地は全国7院で展開しています。 東京(恵比寿)、埼玉(浦和)、京都(四条烏丸)大阪(天王寺)、福岡(天神)です。(2026年7月現在) いずれも最寄り駅から徒歩5分以内の立地です。
Q.リカレ協会のクリニックは祝日も診療していますか?
A.はい。当法人のクリニックは祝日も通常通り診療しています。祝日の勤務可否はシフト希望時にご相談いただけますので、ご都合に合わせて調整可能です。
